英国生まれのローバーミニ。1995年にBMWの傘下に入り2000年には完全に生産中止となっています。
ゆえに、ローバーミニ(クラシックミニ)を買おうと思えば中古車しかありません。誰かが手離したミニをレストアして別の誰かが手にいれる。その繰り返し。
サステナブル!のキーワードだけでは片づけてほしくない。そう、ミニへの愛着の記憶が継承されている気がします。
ちなみに私たちの愛車は1994年式。以前のオーナーさんやルーツはわかりませんが、30年前は英国のどこかで走っていたかもしれません。
旧車を快適に長く乗り続けるためには適正なメンテが必要です。私たちは現在、大阪にある『10FEET WONDER』さんに全てのメンテを一任しています。
10FEET WONDERとの出会い・再会

私が大阪に来て初めて出会ったローバーミニ専門店が『10FEET WONDER』です。
・10FEET=ミニのサイズ(長さ)
・WONDER=不思議
10FEETサイズの車に不思議が詰まっている!
The Charm of 10 Feet. The surprising world..
昨年の夏ごろでしょうか。主人と二人、ミニを求めてこちらのお店を訪れましたが、すべて完売されたタイミング。次のベース車の入荷も未定。
買う気満々だった主人は落胆の色を隠せず。その後もあちこちの専門店へ問い合わせては下見。そして、ようやく京都のクラシックミニ専門店で、お気に入りのミニを見つけました。それが今の愛車=ミニクロルンバです。
整備や板金塗装などなど。納車まで半年待ちでしたが、念願のミニを手に入れることができて感無量。京都のお店にも本当に感謝しています。
ミニとの出逢いはズバリ、タイミングですね!
今では、距離的に近いことやミニ友さんのすすめもあって、再び『10FEET』さんとのお付き合いが始まりました。
ローバーミニの楽しさを学ぶ
オーナーの林さん曰く『ローバーミニは不便さを楽しむ車』だそうです。さりげなく深いお言葉です。
なにしろ古い車ですから不便は多ございます。
ウィンドウは巻き上げ式。なつかし~。
車のキーを挿し込む時、オモチャ箱を開ける感覚。
クラクションを鳴らせば「パフッ♪」
車高が低く乗り降りがつらい。
クーラーの効きが悪くてモーレツに暑い。
水に弱く雨漏りする。
さらに。。。
スピードを出せば幌馬車のように揺れる。
ヘッドレストがなくて首が疲れる。
しかし、この体感に慣れると最新のハイテクカーの乗り心地に酔う人もいるらしいから不思議。WONDER!笑
ダブルクラッチを習得!
購入したショップで、ミッションオーバーホール後の取り扱いについて以下の説明をうけました。
① 1・2速のギアの入りに引っ掛かりや入りが硬くなることが多い
② シフトダウンの注意:3速→2速は時速20km以下で行うように。2速→1速は、パーツヘの負担が大きいため避けるように
③ ダブルクラッチを使う
すでに純正パーツの供給が終了しており、シフトワークに何らかの不具合が生じるということでしょう。
端的にいうと、シフトダウンにはダブルクラッチが必須という事ですわ!
ダブルクラッチとは何ぞや?私たちが運転免許を取得した当時、確かにクラッチ操作は必須でしたが、ダブルクラッチという操作は聞いたことがありません。
うんうん、なるほどね、て知らんがな💦
頭で考えるより実践あるのみ。主治医である林さんに相談してみました。すると、私たちの愛車で実演してくださるというではありませんか!
神対応。早速3人で車に乗り込みダブルクラッチのデモンストレーション。

ブォン… ブォン… ブォン♬
ダブルクラッチの連続で、軽快にシフトダウン!
これがダブルクラッチという技なのね。というか、ふかしまくっても運転が下手くそというわけではないのね?笑
さらに、林さんはヒール&トゥという高度な技術も見せてくれました。とにかく足さばきが目まぐるしい。
これを機に主人はダブルクラッチに自信がついたようです。
安心サポート『ヘルスチェック』

こちらのお店には、ヘルスチェックという簡易的な点検サービスがあります。
私たちが遠出する時には、いつもこのヘルスチェック(簡易31項目点検)を受けてから出発。安全なドライブを心がけています。
料金は2,200円(税込)
詳細は公式サイトをご覧くださいませ。
編集後記

林オーナーの愛車です。カントリーマンという車種で甘美なチェリーレッド。私のバッグの色と何気にマッチしてますね。これはもう相思相愛コンビ♡
ミニの購入に関してはタイミングもあるかと思いますが、メンテに関しては、なるべく近くで親身になってサポートしてくださる主治医を見つけることが大切ですね。
ミニの故障は予告なくやってきます💦 備えあれば憂いなし。
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