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ローバーミニに乗り始めてから、私たちのカーライフは激変しました。速さや快適性を求めるのではなく、不便さすら「味」として楽しむ感覚。
エンジン音に耳を澄ませ、今日はどこまでいけるかな?と、体調を伺ってみたり.... まるで古い英国犬と暮らしているような感覚です。
そんな私たちの愛車・ミニクロルンバの “主治医” が、大阪にあるローバーミニ専門店『10FEET WONDER』。
偶然か必然か?
10FEET WONDERとの出会いと再会、林オーナーに学ぶローバーミニの哲学と実技アドバイスまでを記録します。
- 大阪・交野にある専門店『10FEET WONDER』
- 10FEET WONDERとの出会い、そして再会
- ローバーミニは「不便さを楽しむ車」
- ダブルクラッチという “奥義”
- ブォン、ブォン…これがミニの世界
- 安心して走るための “ヘルスチェック”
- 編集後記
大阪・交野にある専門店『10FEET WONDER』

三角屋根の建物は、青と赤のコントラストが印象的。ミニの1970年代を彩った「British Leyland」の看板。外壁にはBMCのロゴマーク。
手前にはローバーミニが並び、バックヤードのガレージでは数台のミニが整備されています。

店内へ一歩足を踏み入れると、そこはまるで英国ヴィンテージの世界。テーブルにはテディベアが飾られ、壁にはミニのアートコレクション。
ヴィンテージパーツや英国雑貨が自然に溶け込み、気がつけば、
「あ、これ欲しい」「これも気になる」の連続です。
そしてショーケースには、ミニ好きにはおなじみ、SMITHSの懐中時計も。
▶ 10FEET WONDERで見つけた、SMITHSの懐中時計
ミニ好きでなくても、この空間に惹かれる人は多い気がします。
車屋さんというより、“英国の空気を楽しむ場所”。
そんな不思議な魅力のある空間です。
10フィートの小さな車に、たくさんの不思議と魅力が詰まっている。
そんな意味が込められているそうです。
The Charm of 10 Feet.
The surprising world..
この言葉、ミニ好きにはたまりませんよね。
10FEET WONDERとの出会い、そして再会
私が大阪へ来て、最初に出会ったローバーミニ専門店が『10FEET WONDER』でした。実は昨年の夏ごろ、主人が「ミニを見に行くねん!」と勢いよく訪れたのですが――
なんと、そのタイミングで展示車はすべて完売。
さらに、次のベース車両の入荷も未定とのこと。
買う気満々だった主人は、わかりやすく落胆していました。笑
その後も、あちこちの専門店へ問い合わせたり実車を見に行ったり。
そしてようやく、京都のクラシックミニ専門店で今の愛車と出会います。それが現在の愛車、1994年式の黒いサルーン。Mk-1仕様に仕上げられた「ミニクロルンバ」です。購入後は整備や板金塗装に加え、オーバーフェンダーを外してフェンダーレス仕様へ。
納車まで待つこと約半年。長かったような、あっという間だったような。
そして迎えた納車の日。
念願のローバーミニを手に入れた主人は、それはもう満面の笑みでした。
一方の私はというと――
「本当に買ったんだ…」という、なんとも言えない複雑な気持ち。笑
ようやく手に入ったという安堵感と、これから始まるミニとの暮らしや旧車オーナーになることへの不安が入り混じってました。
今となっては、その選択が私たちの暮らしを大きく変えることになるのですが、それはまた別のお話。
ミニとの出会いって、本当に “タイミング” なんですよね。
現在は距離的なこともあり、さらにミニ友さんのおすすめも重なって、再び『10FEET WONDER』とのお付き合いが始まりました。
ローバーミニは「不便さを楽しむ車」

オーナーの林さんがおっしゃっていた言葉があります。
「ローバーミニは、不便さを楽しむ車なんです」
これ、さらっと聞くと普通ですが、実際に乗るとものすごく深い言葉。
なにしろ古い車ですから、現代車と比べると不便だらけです。
・暖機が必要
・ガソリン臭い
・エンジン音が大きい
・窓は手動の巻き上げ式
・クラクションは「パフッ♪」(警告音になってない)
・車高が低くて乗り降りが大変
・夏はとにかく暑い
・雨漏りする(水におそろしく弱い)
・ワイパーは気まぐれ
・長距離では首も腰も試される
しかもスピードを出すと、プロペラ機感まで備えてあります。笑
でも不思議なんです。そのクセや不便さに慣れてしまうと、逆に最新のハイテクカーの感覚に酔う人もいるらしい。
WONDER…!🤣
ダブルクラッチという “奥義”
ミッションオーバーホール後、購入店から説明を受けたのが「ダブルクラッチ」。
- 1速・2速が入りづらいことがある
- シフトダウンには注意が必要
- できればダブルクラッチ推奨
とのことでした。
…いや、ダブルクラッチって何?
私たちが免許を取った頃でも、そこまで本格的な操作は教わっていません。YouTubeで関連動画をチェックするけれどコツがわからない。
そこで主治医・林さんに相談。
すると―― 「実際にやってみましょうか!」
神対応✨
早速3人でミニに乗り込み、ダブルクラッチの実演スタートです。
ブォン、ブォン…これがミニの世界
林さんが運転するミニクロルンバ。
ブォン…
ブォン…
ブォン♪
軽快なシフトダウン。
これがダブルクラッチ…!
最初は、「ふかしすぎでは?」と思いましたが、そうではないらしい。さらにヒール&トゥまで披露。足さばきが速すぎて、もはや職人技でした。
これを機に、主人はダブルクラッチに自信がついたようです。
安心して走るための “ヘルスチェック”

ミニを長く楽しむうえで、信頼できる専門店の存在は本当に大きいと感じています。『10FEET WONDER』には、「MINI Health Check」という簡易点検サービスがあります。ミニの元気を30分でチェック!!
私たちは遠出前、必ずこのヘルスチェックをお願いしています。古い車だからこそ、ちゃんと向き合いながら乗る。
それもまた、ローバーミニの楽しさなのかもしれません。
料金は2,200円(税込)
▶ 詳細は公式サイトをご覧ください。
編集後記
ローバーミニは、効率だけを考えれば不便な車です。でも、手がかかるからこそ愛着がわく。人間も、車も、少し不器用なくらいが可愛いのかもしれません。
そしてそんなミニの魅力を、あらためて教えてくれたのが『10FEET WONDER』の林オーナーでした。
ミニに興味がある方はもちろん、「古いものと暮らす楽しさ」を感じたい方にも、
ぜひ一度訪れてほしい場所です。
