本日は車高の低さが招いた悲劇についてお話します。

事の発端はマフラーの損傷です。
今にも外れそうなくらいのズタボロ感。一体全体何があったのか?
原因は明らか。「最低地上高」が低すぎるため急勾配の坂道や段差のある駐車場で底を擦ってしまったということです。ならば答えは簡単。車高をあげれば問題解決。
それができないので不幸の嵐を呼ぶ。
ほどよい車高とは?
クラシックミニに関しては車高が低い方が断然カッコイイと主人は主張します。
車高の高い低いはさておき、フェンダーとタイヤの隙間がスカスカだと何となく様にならないと思う方は多いですね。これもオーナー様の趣味嗜好によるもの。

ルンバが納車された当時の車高はおそらくオシャレさx実用性を両立したギリギリのラインだったと思われます。高すぎず低すぎず。最低地上高は推定8.0-9.0センチ。
ルンバの車高に変化があったのは6月。
九州へ旅行した際、自走はきついので南港から新門司までフェリーを利用。
わたしたちが利用した船会社の規定によれば 最低地上高は10センチ。
10センチ以上だとどう見えるのか?

ワーオ。ボディが完全に浮いてイリュージョン✨
この時はじめて車高が高いとバランスが悪いことを悟りました(個体差あり)
大阪に戻ってから再び車高を下げてイケメンに。笑
今思えば元に戻した時点での車高が初期設定より低くなっていた可能性があります。
MINIの天敵:段差ありの駐車場
私たちが契約している駐車場は機械式で入出庫するパレットが毎回変わるシステム。
入庫は直進。出庫はバックです。

一番の問題はパレットの中央とタイヤ止めの段差。この障壁を乗り越える際に車体が大きくバウンド。これがえげつない衝撃なのです。通常のクルマだと何てことのないアップダウンさえMINIにとっては命取り。
車高が低い上に日々の衝撃でマフラーの劣化が加速。まぁまぁ距離を走っているのでラバーコーンも弾力を失い車体はさらに沈んだと推測。
気づいたときにはマフラーは傷だらけ。いつ落ちてもおかしくない状況といわれ交換に踏み切りました。
ヴァルタン製マフラーの運命は?
さて、どんなマフラーを選びましょうか?
車の底なんて普段は誰も見ない。そもそも車高が低いのでジャッキであげなければ見えない部分。ミニ友さんにも相談してみました。すると中古品で十分。見えない部分だしちょっと細工したらよいのでは?と。

しかし主人が選んだのはヴァルタン製キラキラの新品マフラーちゃん。三和トレーディングのマフラーとのセットアップで15万円也。ヒィ~~ Orz 嘘だと言って~💦
なぜ そんな高額なマフラーを選んだかというと、車高(底)が高くなる形状が唯一そいつだった、ということです。
ヴァルタンめ~~がるぅ🤬
この時点で私の腹は据わりました(あ、いつも据わってました)
旧車を維持するということは、どこまでも金がかかるということ。稼ぐしかない 🤑
ハイ、髪を振りみだして難義な中東ビジネスに取り組んでおります。のんきにカフェ巡りを楽しんでる場合ではなかった。
泣く泣く高額のマフラーを購入。さらに車体が前上がりであることを指摘され後方を上げることで重心を調整。よくわかりませんが水平に整いました。
肝心の最低地上高はどうなったかというと、マフラーのデザインも含めて数センチは上がったかと。この差は大きいでしょ?
しかし事件は再び現場(機械式駐車場)で起こった!
パレットナンバー49番。字面も四苦八苦で不吉。

扉が開く。パレットが見える。いざ断崖へ。
勢いよくジャーンプ!
ガリッ。
え? 今、なんか音しました?💦
不安がよぎる。

パレットの入り口がめくれて隆起している。なんなのコレ? 異常事態。
マフラーに傷が入った?いや絶対入ってるよね?
段差に乗り上げる勢いで入庫はできたけれどバックしたらヤバいんじゃない?
管理会社の方を呼び出しパレットの隆起部分をハンマーで叩き潰していただきました。
駐車場から無事脱出して再び主治医の元へ。予想通りマフラーに小さな傷跡が。
Oh No!ヴァルタ~ン😭
さらにマフラーのジョイント部分にもパレットを擦った形跡が見られたためグラインダーで削って調整。
JAFがやってきた!
さぁ、ジョイント部分を削り2度目の挑戦です。
パレットナンバー29番。再び苦しいって。。。誰か操作してる?💦
行きはよいよいバックはイヤイヤ。またしても出庫できない。何かが当たって身動きがとれません!

ついにJAF様のおな~り~
MINIを見るなりスタッフの方も苦笑い。MINIあるあると感じたようです。

小さな敷板4枚を各タイヤの下にセット。小刻みにずらしつつ主人がバックで出庫。
JAFさんの細やかな作業により傷口を広げることなく脱出できました。感謝✨
動かなかった原因についてはパレット前面の数字のプレートが障害になっていると分析。
数字のプレートはわずか数ミリの凸です。納車からの半年間は普通に入出庫できていたのにマフラー交換後に何が起きたのか?
車高のバランスを検証
ここで整理します。
① 駐車場でのアップダウンによるダメージ
② 車高を戻した時点で初期設定より低くなっていた
③ ラバーコーンが劣化して車体が沈下
④ 車体のバランスを変えたことにより前方部分がパレットに当たりやすくなった
これら4つの要因が重なり駐車場での立ち往生となったのではないでしょうか?
最低地上高にこだわるのであれば愛車の底の高さは常に把握しておくべきですね。
今回の一件で車高に関する意識は変わりました。
京都の【クラフトハウス】さんが調整した初期設定に戻したい!

で、こんなものも作りました。
これでルンバの「最低地上高」をチェック。全然しごとに集中できない💦
あとは駐車場選び。大阪市内のど真ん中で都合のいい駐車場が見つかるとは到底思えなかったのですが、今回は運命の女神が微笑みました。
比較的フラットな機械式駐車場に一つ空きがあったのです。
私たちの住むマンションのすぐ傍。お値段も今より数千円安い。操作も簡単。周囲の風景もオシャレ。暖機スペースもあり。
早速お試しで入出庫。まっすぐ進入しパレットが回転。出庫も直進。スムーズ~。なによりMINIにやさしい駐車場。いいやん!即決~となりました。

編集後記
ルンバはMk-1仕様。フェンダーレス+華奢な10インチタイヤを履いてコンパクトに可愛くまとまってます。このモデルに関しては車高が低い方がおさまりがいいですね。
ただ実用性(安全性)を考えるなら最低地上高は10センチ以上がベスト。車検も難なくクリアー。
最低地上高をあなどってはいけません。マフラー交換後から何かが狂い始め最終的に駐車場での悲劇を招きました。
人の不幸は蜜の味といいますが、どうぞ私たちの不幸を最大のエンターテイメントとして楽しんでいただければライター冥利につきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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